【外から日本を見る】世界の秀才は日本の立ち位置をどう見ているか

この記事は2020年11月26日に書かれました。

株式会社Sociariseが主催する、上位1%の秀才留学生と日本企業が語り合う「グローバルタレントスカウト会議」。本日その第三回に参加した。

外国人材専門の人材紹介会社Sociarise(港区赤坂)は、日本企業のイノベーションや海外展開に貢献できる高度外国人材をグローバルタレントと呼び、グローバルタレントと日本企業を繋ぐ支援を展開している。

株式会社Sociarise

グローバルタレントは日本の立ち位置をどう見ているか


参加企業からの質問:

経済的な発展度合いで考えると中国や韓国の方が伸びている印象があるが、その中で日本を留学先に選んだのはなぜか?

グローバルタレントの返答:

①中国と韓国の経済成長は確かに勢いがあるが、日本は一番難しい時期に経済成長したという点で強さがあると思う。
また経済だけでなく政治や社会に目を向けると、例えば中国は国際政治において良い立場にいるとは言えず、人権の問題も抱えている。一方、日本はジェンダーギャップが改善されており、マイノリティに対する人権意識も他のアジア諸国よりも改善されている。

②日本の経済成長は中国・韓国と比べられることが多いが、学生が自分の視野を広げることや経験を積むことを考えた時に、世界中で知られている日本式の考え方や文化は魅力的だった。

③最初はヨーロッパ、とくに英国への留学を考えていた。しかしアジアに残っていたい(この学生はインドネシア出身)と考えた時に、子どものころから親しんでいたアニメなどの影響もあった。
また英国の大学と比較した際、「教授を選んでから大学を選べる」というシステムと文部科学省からの奨学金が大きな要因となった。また超高齢化社会を迎える日本において、自身の専門であるAIの活用は大きなポテンシャルがあると考えた。

Sociarise代表中村からの質問:

経済成長を含めた日本がこれまで積み上げてきた資産、そして日本の20年後30年後の将来についてどう思うか。

グローバルタレントの返答:

①これからの日本の成長は、経済成長よりも社会の変化に注目すべきだと考えている。日本ではジェンダーギャップの縮小やマイノリティ・LGBTの人たちの環境改善が社会で注目されることが多くなっている。
これからの日本は安定成長期に入り、少子高齢化や女性の働き方など社会問題意識が改善され続け、西ヨーロッパのような国になると考えている。

②東京は多文化都市で人口も多い、日本政府も国際競争力を付けようとして政策を出している。社会全体でダイバーシティが推進されて面白い社会になっていくと予想している。

③日本は技術的こだわりが強い。細かいところまでこだわりを持っているので、ロケットや精密機器で優れたものを作っている。自分も日本的こだわりを持ちたいと考えている。
今後の日本に関しては、経済的成長よりも環境改善や社会制度の改善が推進されることに期待している。経済格差をなくす努力も重要だと思う。

グローバルタレントのリストを無料でダウンロード

今回参加したグローバルタレントは、文部科学省の奨学金を受けて各大学・大学院に留学している。各学生の返答を分析すると、日本の社会的成熟やダイバーシティに期待していることがうかがわれる。
こうした人材に投資することは、日本が国際競争力を身に着けるために大きな役割を果たすと期待できる。


【この記事を書いた人】

藤本 篤志

 グローバルタレントの力で日本企業の海外進出をサポートする、株式会社PILOT-JAPAN代表。キャリアコンサルタントとして500名以上の留学生のカウンセリングを行ってきた。

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上位1%の国際人材を採用

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