【メリットデメリットまとめ】OEM生産とは?

■OEMとは

OEM(オー・イー・エム)は、簡単に言うと「自社の製品を製造する会社(他社)」を意味し、近年では大きく分けて次の2パターンのOEMがあります。

  1. 委託者(販売する側)が受託者(生産する側)に対して、自社ブランド製品の製造を委託
  2. 受託者(生産する側)が製品の企画を提案し、委託(販売する側)の名前で製造する

以前のOEM生産は主に1を指していましたが、近年は2のパターンも増えつつあります。

それに対して、ODE(オー・ディー・エム)とは、製品の設計から製造までを他社に委託して生産することを言い、パソコンや携帯電話業界で幅広く採用されています。
商品企画から生産までを任せるため、作業負担が大幅に減り、商品開発にかかる人件費の削減なども可能です。

以前は自動車やパソコンなどの家電が大半を占めていましたが、最近では衣料品や化粧品といったものもOEMで生産されています。

■OEMの利点と欠点

委託側、生産する側ともに利点が多いOEMですが、当然のことながら欠点もあります。

◇委託側


・設備投資を抑えることができる
・生産にかかるコストを削減できる
・商品の開発や販売など、生産以外の業務に注力できる
・製造部門をもっていなくても、自社ブランドをつくることができる

・受託側が類似製品を開発する危険性            
・委託により自社の技術力が低下する可能性がある
・収益率が低くなる

◇受託側


・生産余力を活用できる
・ブランド名など他社の力を借りて売り上げを伸ばすことができる
・技術力の向上が望める

・他社のブランド力に頼るため自社ブランドが浸透しない可能性がある
・委託側によって生産量が左右される
・技術やノウハウが流出する危険性がある

OEM生産は設備投資が少額に抑えられたり不要となるため、資金が少なくてもブランドを立ち上げられる点が大きな魅力です。

以前は限られた業界でしかOEMが採用されていませんでしたが、最近では様々な分野で取り入れられるようになりました。
例えば家電、食品、アパレル、流通企業のプライベートブランドに至るまで様々な業種でOEM生産が活用され、企業だけでなく個人でブランドを容易に立ち上げられるようになっています。

その為、パートナーの選択肢も国内外問わず増加しています。
委託先を選ぶ前にOEMの利点と欠点をしっかりと理解し、より良いパートナーを見つけることが重要です。

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コメント

  1. この記事へのコメントはありません。

  1. 2020年 11月 21日

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