海外進出のためのグローバル人材の確保の4つの方法:③グローバルマーケットでの人材確保

前回の記事では、会社が持つニーズを見極めてグローバル人材を確保するための5つのポイントを考えました。

グローバル人材を確保する方法として、今回はグローバルマーケットでの人材確保を詳しく見てみましょう。

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優秀なグローバル人材確保のための5つのポイント

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海外進出のためのグローバル人材確保 – 4つの方法

グローバルマーケットでの人事システム-グローバルモビリティとは?

グローバルモビリティプログラムという人事システムをご存知ですか? 

グローバルモビリティとは、国際間異動を意味し、現在多くのグローバル企業がこの人事システムに基づき、様々な背景をもつ人材を雇い、国境を超えた移動や配置をしています。つまり。国籍を分け隔てることなくポテンシャルのある人材を雇い、育て、適所に配置して活躍してもらうという考えに基づく人事となります。

この人事システムを採用し、多くの企業が優秀な人材をグローバルマーケットで採用するようになっています。

グローバルマーケットでの採用のメリットは、グローバル視点を持ったハイレベルなグローバル人材、そして優秀な新卒人材が雇えることです。ヘッドハンターを通じ、ハイレベルなグローバル経営人材、グローバルビジネスリーダー人材を採用することもできます。また海外の大学や大学院を卒業した日本人または日本企業で働くことに興味のあるハイレベルな外国人の新卒の採用ができます。

グローバルマーケットで人材を確保する4つの方法

グローバルマーケットで人材確保をする場合もまた、まず策定された組織戦略からどのレベルのグローバル人材を採用するかから考える必要があります。

中途採用として、グローバル経営人材、グローバルビジネスリーダーそしてローカルマネジメント人材を、新卒でグローバルリテラシー人材を採用する場合は育成するためのプログラムを考えることが必要となる点は日本での採用と同じです。

1.デジタル求人広告


デジタルメディアを使って求人募集をかけることによって、グローバルマーケットの人材に簡単にアクセスできます。

会社のホームページ及びSNSアプリに採用情報を出す場合は、会社に興味のある人材が応募してきます。そのため、ターゲットになる人材が多く使っているソーシャルメディア、例えばフェイスブックやLinkedInに求人をだすことは大変有効な方法です。採用ターゲットの国でどのソーシャルメディアがよく使われているかをリサーチしてから活用することによって、より有効なSNS運用をすることができます。これは抵コストの上、新卒採用にも中途採用にも使える採用方法です。

効果的な募集を行うポイントは、会社の求める条件やスキル、そして募集している職務内容を明確に掲載することです。またソーシャルメディアの履歴を見て直接候補者にコンタクトする方法もありますが、これは企業の人事担当者よりもヘッドハンターが使用する方法です。

この採用方法はコストがかからないため、他の採用方法と組み合わせて使うことができます。

2.ヘッドハンティング


大規模なヘッドハンターは世界各国にオフィスを持っていますので、グローバルマーケットで人材確保する時に効果的な採用方法となります。そのヘッドハンターの日本支社に依頼したとしても、グループ会社のオフィスを通じて世界中で人材を見つけることができ、幅広いネットワークを使って候補者を探すことができます。ヘッドハンティングを利用して採用する際は、グローバル人材の中でもハイレベルな人材であるグローバル経営人材、グローバルビジネスリーダー人材、そして優秀なローカルマネジメント人材の採用となります。

ヘッドハンターの報酬は採用する人の給与に比例したものとなりますので、ハイレベル人材のヘッドハンティングを依頼する場合は高い報酬となりますが、幅広いグローバルネットワークを使えるため、優秀な経験のある人材を見つけるためには最適な方法です。

ポイントとしては、自社のニーズに合うグローバル人材の採用経験があるヘッドハンターを見つけ、担当者と良い関係をつくり、長期的に良い人材を見つけていくことです。

3.新卒採用


グローバルマーケットで採用する新卒人材には海外の大学を卒業した日本人人材と日本企業で働くことに興味のある海外の大学の卒業生が含まれます。

新卒で採用できる人材は、英語または他の外国語が話すことができ、海外での生活経験から異文化を理解する能力と柔軟性があることが期待できます。そして、優秀な大学の大学卒業者にターゲットを絞ることで、高度な専門知識を持つ人材を確保できることも魅力です。その一方、日本人であっても帰国子女の場合は日本人としてのアイデンティティーが弱い人材もいますし、外国人の場合は日本で暮らした経験がある人以外は日本のことをあまり知らないので、この点は研修などで補う必要があります。

この採用方法では、日本人留学生が多く通う大学そして有名海外大学へのコネクションを持っている人材紹介会社を起用することが効率的です。日本人留学生、そしてグローバル人材に特化した新卒紹介サービス会社もあります。

そして、新卒採用の重要ポイントは、やはり育成計画を考える必要があることです。長期的にみた組織戦略に基づいて、ポテンシャルのある優秀な人材を採用し育成していく必要があります。

新卒とはいっても、日本で働いた後経営修士(MBA)やその他の修士を求めて留学し、そのままグローバル人材として仕事を探す人もいます。それ故大学だけでなく、ビジネススクールや大学院などにコネクションを持つ人材紹介会社またはヘッドハンターから優秀なグローバル人材が紹介されることもあります。

4.インターンシップの活用


グローバル人材を確保する際に、インターンシップを活用することが多くあります。日本でもインターンシップを活用する学生は近年増えてきていますが、海外の大学の場合学生は休みを利用して、卒業後の就職のためにインターンシップを経験することが必須のようになっています。

インターンシップは学生にとっては職業体験ですが、企業にとっては優秀なインターン生に巡り会いその人材を卒業後に採用するチャンスにもなります。他国の学生をインターンシップに採用してポテンシャルグローバル人材を探す方法は、近年多くの海外企業が採用している有効な方法です。

日系企業ではまだこの方法で雇われたグローバルスタッフには会ったことはありませんが、私が以前働いていた会社では、外国の大学に通っている学生を夏休みの間インターン生として招待し、卒業後に採用していました。短い期間ではありますが、人材のポテンシャルをある程度みることができます。また、アメリカ企業の中にはグローバルインターンシップというシステムを活用し、世界中の優秀な大学に通っている学生にインターンシップを提供し、広くグローバル人材の採用を試みている会社も多くあります。

インターンの募集は通常自社のウェッブサイト、または大学のキャリアセンターを通じて行いますが、インターンシップ専用に扱うサイトもありますので、そのようなサイトで募集を掛けることもできます。

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グローバルマーケットで人材採用する方法まとめ


グローバルマーケットでのグローバル人材確保では、海外経験のある人材から、英語(または他の外国語)が話せ、異文化を理解でき、柔軟性のある人材を採用できるというメリットがあります。

次回は、4つ目のグローバル人材確保の方法である人材育成ついてみていきたいと思います。

【この記事を書いた人】

濱田幸子

 20年以上世界4大会計事務所の1つアーンストアンドヤング(EY)のジャカルタ事務所のエグゼキュティブダイレクターとして、ジャパンデスクを率い、日系企業にアドバイザリーサービスを提供。またジャカルタジャパンクラブで、税務・会計カウンセラー、及び課税委員会の専門員を務め、日系企業の税務問題に関わってきた。現在は日本在住。海外滞在歴は30年、渡航国はアジア、欧州、北米の38か国、480都市以上に及ぶ。 国際基督教大学大学卒。英国マンチェスタービジネススクールでMBA取得。

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