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留学生の『体験』をデザインする

「UXデザイン」という言葉を聞いたことはありますか?どこかで聞いた事があるかも知れませんが、はっきりと理解している人は実は多くないかも知れません。

「UX」とは「ユーザーエクスペリエンス」。つまり、製品やサービス、イベントなどを通してユーザーが得られる「体験」のことを指します。そして「UXデザイン」とは、その「体験」を予め想定し、ユーザーをより良い体験に導くための設計の事です。

IT用語として使われる事が多い言葉ですが、決してインターネットやアプリケーションだけのことではなく、一般的なビジネスの世界でも幅広く用いられています。「UXデザイン」の成功例として有名なのが「スタバ」こと「スターバックスコーポレーション」のコンセプトです。

日本のカフェ文化を一変させた「スタバ」は従来のカフェとは違い、様々な種類の飲み物と数多くのトッピングやオプションの中から自分がセレクトしたものをオーダーし、バリスタに目の前で作って手渡してもらうスタイルとなっています。センスが良く居心地の良いインテリアも独特で、一人用のソファなどは「スタバ以前」のカフェにはほとんど見られませんでした。

上質な原材料と豊富な選択肢、丁寧でフレンドリーなサービス、そして洒落た店内デザインを目の当たりにすることで、カスタマーはスタバならではの世界観を体験することになります。これにより、「コーヒーを飲みに行く」「お茶しに行く」などという言葉と「スタバへ行く」という言葉は少し別の意味を持つようになったのです。

もともと米シアトルにある普通のカフェに過ぎなかった「スタバ」を買収し、世界的規模に成長させた同社の元会長兼社長兼CEOのハワード・シュルツ氏は「スターバックスはコーヒーを売っているのではなく、体験を売っているのです」と語っています。世界中の多くの人々が「スタバ」を単なる喫茶店ではなく「サード・プレイス(第三の居場所)」として利用しているのは、このような「UXデザイン」が経営コンセプトの根底にあるからなのでしょう。

SNSの発達により、何かを「体験」をしたユーザーは共感を求め、他の誰かにその「体験」を自ら発信するようになりました。それだけに「体験」を偶発的な発生に任せるのではなく、予めデザインして置くことは、ビジネスシーンを一歩リードする大きなチャンスであると言えるでしょう。

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